『平成二十三年のシェイクスピア』


『WALTZ MACBETH』
2011年1月16日 いわき芸術文化交流館アリオス[福島県いわき市]

いわき総合高校合同公演『平成二十三年のシェイクスピア』
include『WALTZ MACBETH』
include『平成二十二年のシェイクスピア』
2011年2月25日~27日 キラリふじみ マルチホール[埼玉県富士見市]

2008年より東京デスロックはキラリ☆ふじみのレジデントカンパニー、キラリンク☆カンパニーとして3年間活動をして参りました。そしてこの3月にキラリ☆ふじみを卒業します。
福島県立いわき総合高校第7期生は、2008年に入学以来、授業の一環として演劇を体験し、この3月に高校を卒業し卒業し、社会へと旅立っていきます。
『平成二十三年のシェイクスピア』は、東京デスロックといわき総合高校第7期生それぞれの3年間の活動の卒業公演となります。
第7期生による「平成二十二年のシェイクスピア」は、昨年夏にいわきに滞在して灼熱の実習室で彼らと作り上げた作品です。いわき公演から半年が経ち、久々に会った彼らの顔つきは、青春真っ盛りの高校生から、社会へ旅立つ大人一歩手前まで変わっていました。終っていく高校生活への寂しさ、そして新生活への期待と不安、この一瞬の彼らの輝きをどうぞ暖かく見守ってください。彼らの3年間はこの公演だけでは語り尽くせないでしょう、しかし先生や友達と苦労を共にしてきた3年間、その時間が今の彼らを輝かせている事は間違いありません。この公演が未来の彼らを輝かせる体験になる事を祈ってやみません。
東京デスロックによる「WALTZ MACBETH」は、キラリ☆ふじみのレジデントカンパニーとなった2008年に都内で上演した作品の再演です。今年1月にはいわき市でも上演してきました。この3年間キラリ☆ふじみで作品を創り、上演するなかで、作風も様々に変わっていきましたが、演劇の可能性を求めるという姿勢は変わらずに活動してきました。そのため以前から実験的だと評される事の多い私たちの作品ですが、最近富士見ではそう言われる事は少なくなったように感じています。「演劇を身近に」振り返るとこの3年間の活動はその一言に尽きます。富士見の観客と共に歩んできた3年間の最後に、初演時には都内でも実験的だと言われたこの作品ですが、ここキラリ☆ふじみでは、もはや普通の演劇として見て頂けるだろうという期待を胸に、上演致します。
この二作品に共通するのはもちろんシェイクスピア作品である事。演劇と言えばシェイクスピア、演劇の代名詞である彼の作品を使って、私たちにとって演劇とは何かを感じられる作品にしたいと考えています。
『平成二十三年のシェイクスピア』長丁場ですが、最後までどうぞお楽しみください。
(当日パンフレットより)


『WALTZ MACBETH』
原作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:坪内逍遥
演出:多田淳之介
出演:夏目慎也 佐山和泉 佐藤誠 間野律子 (以上 東京デスロック)
石橋亜希子(青年団) 永井秀樹(青年団) 羽場睦子 山本雅幸(青年団)

『平成二十二年のシェイクスピア』
原作:ウィリアム・シェイクスピアといわき総合高校第7期生
演出:多田淳之介
出演:今村芙侑美 大原奈奈 作山萌 鈴木彩香 鈴木芽生 手塚未那美 山﨑祥子 渡辺貴登

照明:岩城保 音響:泉田雄太 舞台美術アドバイザー:濱崎賢二 演出助手:橋本清 宣伝美術:宇野モンド 演出協力:いしいみちこ 谷代克明 制作:服部悦子


『WALTZ MACBETH』 撮影:石川夕子

『平成二十二年のシェイクスピア』



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