東京デスロック REBIRTH#3 『その人を知らず』


東京デスロック REBIRTH#3 『その人を知らず』
2008年12月26日~2009年1月5日 こまばアゴラ劇場

本日は年末年始のお忙しい中ご来場頂きありがとうございます。
東京公演休止を発表してから、「え、活動休止するの?」とか「東京デスロックじゃなくてデスロックになるの?」とか言われますが、活動休止もしませんし、劇団名も変わりません。ただ、東京ではしばらくやりません。

東京デスロックは2008年度より埼玉県富士見市にある、富士見市民文化会館キラリ☆ふじみのレジデントカンパニー、キラリンクカンパニーとなりました。今後は、富士見市を拠点として活動していきます。

あえて東京でやらない理由は、地域と芸術の関係だったり、芸術の公共性だったりを考えながら創作活動をしたいという事が主旨ですが、ぶっちゃけ東京デスロックが東京で公演をしなくても、困る人はほとんどいないですよね。他に面白い演劇沢山ありますから、東京には。じゃあそれでも観に来てくれる人達のために何が出来るかと言えば、例えば地域での芸術活動の姿だったり、東京ではあまり見ることのできない、一つの演劇の姿を見てもらうことかなぁと思っています。
それが演劇の幸せに繋がるとも思っています。

これからはキラリ☆ふじみでお待ちしております。池袋から東武東上線で25分、バスで10分です。副都心線も開通して渋谷から乗換え無しでも来れます。川越市行きに乗ってください。和光市行きでも和光市で乗換えればすぐです。

2009年はツアーも始めます。色々な場所でそこにいる観客と出会って、また演劇の在り方について思いを巡らせたいなぁと。演劇LOVEです。

さて、で、「その人を知らず」です。僕は、演劇の魅力の一つは、何年前に書かれた戯曲でも、現在の舞台上に現前化することで現在のものとなる事だと思っていて、時間を超える瞬間を味わえるものだと思っています。
僕は演出家なので戯曲を舞台上に現前させる事しかできませんが、2009年を迎える現在の観客にこの戯曲を体験してもらえたらと願っています。

そして、公共化です。今後も三好氏の作品が時代を超えて生き続けていくことを祈っております。最後に、今回の上演を許可してくださった権利者の方に感謝申し上げます。

現代戯曲以外では、初の改編無しの上演となります。
是非、時間を忘れてお楽しみ下さい。
(当日パンフレットより)


作   三好十郎
演出 多田淳之介

出演 夏目慎也 佐山和泉 
   猪股俊明 山村崇子(青年団) 佐藤誠(青年団) 桜町元(青年団)
   村上聡一(中野成樹+フランケンズ) 坂本絢 征矢かおる(文学座) 
   山田裕子(第七劇場) 笠井里美(ひょっとこ乱舞) 折原アキラ

照明:岩城保 舞台美術アドバイザー:濱崎賢二 宣伝美術:宇野モンド 制作:服部悦子 









PAGE TOP ↑