東京デスロック REBIRTH#2 『演劇LOVE 2008~愛の行方3本立て~』


東京デスロック REBIRTH#2 『演劇LOVE 2008~愛の行方3本立て~』
2008年9月12日~23日 リトルモア地下

昨年に引き続き、今年も「演劇LOVE2008」として、リトルモア地下での3本立て公演を上演します。
昨年は「愛の3本立て」でしたが今年は「愛の行方3本立て」となります。
「演劇LOVE」宣言をしてから早1年、まだまだ愛し足りません。
しかしまぁ愛というのは難しいもので、だからこそ楽しいのですが、ずっと同じ様に愛し続けることは出来ないようになっているのかも知れません。ある時は燃え上がり、ある時は分かち合い、ある時は不安になり、そしてまた燃え上がり、を幾度となく繰り返すものなのでしょう。そして消えてしまう愛もあるけども、永遠につづく愛もある、と信じていたいものですね。

といったわけで今年の3本立ては、その愛の様相を、発情期、蜜月期、倦怠期と3期に分け、愛の行方3本立てとしてお送りいたします。

そして今回は、僕がフェスティバルディレクターをやらせていただく、こまばアゴラ劇場国際演劇月間-キスは何回?-フェスティバル参加公演ともなっております。
3作品の内2作品は、フェスティバルに参加する海外カンパニーに対応(対抗?)した演目となっています。
この無茶な欧日競演も是非お楽しみ頂ければと思います。
今年も演劇への愛を作品にします。演劇は面白い、そう思ってもらえれば幸せです。
もしも愛する人がいるならば、その人を幸せにしたい、その人と幸せになりたいと思う、そういう感じです。

東京デスロック主宰 多田淳之介


発情期 「HERE I AM -ドン・キホーテがやってくる!-」
Respect for 『HERE WE ARE-テアトロフィーアがやってくる!-』テアトロフィーア[スペイン] @こまばアゴラ劇場 9/24~28
世界で聖書の次に多く出版されているという、スペインを代表する異形小説「ドン・キホーテ」を一人芝居に再構成します。騎士道物語を読みすぎて自らを伝説の騎士と思いこんで旅に出るドン・キホーテ。思いこみこそが愛の始り、そして、演劇の始まりです。看板俳優夏目慎也が今宵たった一人で発情いたします。



原作:ミゲル・デ・セルバンテス 「ドン・キホーテ」
構成・演出:多田淳之介
出演:夏目慎也  


蜜月期 「ジャックとその主人」
Respect for 『JACQUS LE FATALISTE ジャックとその主人』テアトル・デュ・ムーランヌフ[スイス] @こまばアゴラ劇場 9/18~21
こまばアゴラ劇場でのムーラン・ヌフとの同原作競演となる今作。原作を翻案したミラン・クンデラ版が有名な「ジャックとその主人」ですが、今回は共にドゥニ・ディドロの原作からの再構成となります。看板女優佐山和泉が三条会の橋口久男氏を迎え、何が起きても幸せな蜜月を過ごす二人芝居。そう、何が起きても…。



原作:ドゥニ・ディドロ
構成・演出:多田淳之介
出演:佐山和泉 橋口久男(三条会)


倦怠期 「CASTAYA」
Respect for performing arts
Q、もちろん彼のことは好きなんですけど、一緒にいる事がお互いにとってプラスなのかなぁなんて考えちゃうんです…。
A、倦怠期は人それぞれです。一旦距離を置いてみるのも良いかもしれませんが、一度彼と話し合ってみてはどうですか?

作・演出にエンリク・カステーヤ氏を迎える今作。演出家プロフィール、出演者も一切非公表。倦怠期を迎えた演劇LOVEは、どんな形を見せるのか、そして演劇LOVEの行方とは?


作・演出:エンリク・カステーヤ 
出演:カン・チョンイム


宣伝美術:宇野モンド  制作:服部悦子



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