東京デスロック 第12回公演 『再生』



東京デスロック 演劇を見直す演劇 『再生』
2006年10月26日~31日 アトリエ春風舎

「『人生は無意味である』いかなる西洋哲学をもってしても、この1行は改めえなかった。」  トルストイ

「人生そのものには何の意味もない。それは、醜悪で不気味で誤謬で虚偽で無であり、無目的なまま永遠に同じ形でくり返されるだけである」 ニーチェ

「生きることへの絶望なくして、生きることへの愛はない」 カミュ

「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか。僕の前途にはこの3つのものしかない」  夏目漱石


毎年に正月には一年の抱負を決めて、書き初めをしています。
30歳を迎えた今年の抱負は今回のタイトルにもなった『再生』です。
今までの30年なんて捨てて、まだまだ何か始めても良いし、今まで通りそのまま進んでも良いいんだぜ、と言った感じです。

今までは死ぬ話ばかりをやってきました、どうも人生に絶望していたみたいです。
が、今回はついに「死」ではなく「生」を描きます。どうやら希望をもったようです。
年でしょうか?年をとったから希望を持つってのも変ですが、まぁたかが30ですけどね、でもされど30。
確実に人生の一時代を終えたので、ここらで人生について考えてみても良いんじゃないかって事でしょう。

上の絶望的な文言は、少なからずこの作品のきっかけになったものです。
作品も絶望的に見えるかもしれません、が、僕としては希望を描いたつもりです。
チラシにも書きましたが、今回も実験的と思われる方が多いと予想されます。
そして毎度言ってますが、僕は演劇はこういうものだと思っています。

本日はご来場いただき本当にありがとうございます。
(当日パンフレットより)


作・演出 多田淳之介

出演
康成    夏目慎也
かおり   佐山和泉
むーちん  石橋亜希子(青年団)
ユッキー  佐々木光弘(猫☆魂)
マキ    宮嶋美子(風琴工房)
レイ    円谷久美子
森     美館智範
ゴウ    山形涼士(upper cut)
横田    坂本絢

照明    千田実(CHIDAOFFICE)  
舞台美術  袴田長武(ハカマ団) 
音響    薮公美子  
宣伝美術  宇野モンド 
運営    斉藤由夏    
制作協力  水川奈津美  
企画・製作 東京死錠



TOKYO DEATHLOCK 『再生-REPLAY-』10min ver.


TOKYO DEATHLOCK 『再生-REPLAY-』15min ver.









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